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絵画 鈴木満 ----------すずき・みつる[b.1913-d.1975]
静岡県出身。14歳の頃図画教師の大城鎮雄に画才を見いだされ、太平洋美術学校に学び、33年、同会展に初入選。35年には中村彝賞を受賞。戦時中の44年の作品《学徒出陣》は注目された。
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47年示現会創立に参加、以後病と闘いながら制作を続ける。48年から市内にアトリエを構え、玉川学園の出版物の挿絵なども手掛けながら、制作に没頭する。町田市中央劇場の緞帳の原画も手掛けている。 60年代から多く描かれたのは、《月と母》、《雪明》といった夜の寒そうなヨーロッパの街角である。画面には聖母子を思わせる母子、ギターやマンドリンを持った吟遊詩人がいる。この凛とした風景からは、画家の魂から発せられた詩が聞こえてきそうだ。 また、玉川学園に在住していた小説家遠藤周作との交友から、遠藤の新聞小説『彼の生き方』(74年サンケイ新聞)の挿絵も描いた。

図版=《雪の街に陽が落ちて》1967-71
文献=『鈴木満作品集』 求龍堂 1977
   『鈴木満--水彩・素描』 求龍堂 1996
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