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絵画 木下晋 ----------きのした・すすむ[b.1947-]
富山県出身。14歳から富山大学の特別聴講生として彫刻とデッサンを学んだ。16歳のときに自由美術家協会展に入選。テーマは一貫して人物だが、はじめは油絵の修行にニューヨークに渡るが、オリジナリティーの模索に取り組むことを痛感、鉛筆画を手掛けるようになった。
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「描くことは手段。知りたいから描く」という。そこから対象を克明に描ききる姿勢が見えてくる。リアリズムというよりも鉛筆の黒による「徹底的な深み」の描写である。最初のモデルは実母、画家とモデルの空間が会話を生み、離れて暮した寂しい幼少期の記憶が、画面に込められていく。興味をもった人のその人生をたどるように描き、夫人やゴゼの小林ハル、詩人の桜井哲夫などが何度も描かれてきた。掲載の作品は、アメリカの教科書に載ったもの。ニューヨークのホームレスを描いた作品は、英米の美術辞典に掲載されている。 09年には、神奈川県立近代美術館(葉山)での企画展に参加の予定。[NH]

図版=《願望Ⅰ》1993年5月21日制作 アメリカ個人蔵

文献 =
ペンシルワーク 生の深い淵から 木下晋作品集里文出版 2002
鉛筆と黒鉛の旋律展図録 目黒区美術館 2007

個展情報
  • 木下晋展―祈りの心― 2012年4月21日-6月10日 平塚市美術館
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