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絵画 江口良 ----------えぐち・りょう[b.1926-1980]
eguchi-00.jpg 佐賀県出身。佐賀師範学校時代に絵にめざめる。敗戦後、小学校、中学校で教職につくが、1948年レッドパージで退職にあい、50年絵画を志し上京。都内の小学校に復職する一方、独立展に出品を重ね、61年会員になる。70年より市内在住。

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50年代は具象が多かったが、60年代は抽象となる。そうした取り組みを経て70年代、江口が辿りついたのは、岬や岩場といった海景であった。うねるような岩場の形象は、生命体のように画面に広がる。彼はノートに次のように絵画感を述べている。「線は輪かくではない。形、色と等価値の発言体でなければならない」。岩場の画面に走る強い線、江口の持ち味といえよう。53歳で死去、もう少し仕事をしてもらいたかった。[IC]

図版=《入江》油彩 162×194cm 1978
主な文献=『江口良』(私家版作品集)
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