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彫刻 吉川陽一郎 ----------よしかわ・よういちろう[b.1955-]
yoshikawa-00.jpg 宮崎県生まれ。1980年、多摩美術大学彫刻科卒業。市内にあるアトリエは、元養鶏所だった建物を改造したもの。大学時代からの仲間たちと共同で使用するようになってから、25年以上が経つ。

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81年、初個展。初期の頃は、腕の振りや歩幅など身振りのようなものを実在として残す立体作品を制作。主に金属を用いて、切り紙細工のように薄くて量感のない作品を空間の中に配した。95年には、鉄でできたハサミの持ち手の部分を巨大化した作品を展示。ハサミを持つという行為、その身体性を通して、誰もが持つ共通の感覚を呼び起こす。最近は、自然のもの(石)と自分がつくった人工のもの(鉄の立体)が拮抗する作品や、天井から吊られたり壁に寄り掛かる「自立しない彫刻」も手掛ける。また、梯子を上って初めて作品の全貌が見えるといったように、彫刻を見ることを制限する作品にも取り組んでいる。「これからは、見に来た人がアクションを起こす作品をつくっていきたいですね。普段アートを見ない人が作品と関わることで世界が違って見えたりとか」と、今後の展望を語ってくれた。[IC]

図版=《落堕墮墜》木・鉄・アルミニュウム・鉛・麻紐・熱収縮チューブ 618(h)×313(w)×370(d)cm 2009年
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