non
立体・平面 三輪美奈子 ----------みわ・みなこ[b.1947-]
岩手県生まれ。1975年より立体、平面作品を発表する。初期より一貫して、かたちが持つエネルギーやあやしさに興味を抱きつつ制作を続ける。また、ダンサーや音楽家たちとのコラボレーションも積極的に行なう。他のジャンルが介入することで空間が変わってゆく瞬間に立ち会えることが魅力であるという。

  • miwaminako-01.jpg
2007年より『AKKA』シリーズを展開。AKKAとは岩手県にある地名「安家(あっか)」のこと。アイヌ語で「おいしい水」を意味するこの土地の自然と民話に出会ったことを機に、もう一度新たな気持ちで作品づくりに取り組むことを決意。09年12月の個展では、白くて丸みを帯びた有機的なフォルムの立体を空間に配した。発砲スチロールに薄い綿布を貼ってつくられた立体の一部分からは、針金がまるで植物の芽のようにニョキニョキと出ている。「かたちが一つの方向性を持つ手前の、これからどんなかたちに育っていくかわからないスレスレ、ぎりぎりの、そんなかたちをつくりたかった。そういうかたちにこそ、魅力と活力が備わっているような気がします」と三輪は語る。空間の変容は、今回もパフォーマーたちによって成された。[IC]

図版=『AKKA』より 2009年12月、藍画廊での個展 撮影=山本糾
町田市ウェブサイトへ 和光大学ウェブサイトへ
和光大学附属梅根記念図書館へ non