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彫刻 諸熊仁志 ----------もろくま・ひとし[b.1971-]
morokuma-00.jpg 宮崎県生まれ。1996年、多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。98年、同大大学院修了。町田市在住は20年以上になる。ブロンズ鋳造による彫刻を制作。2007年春、現在の地にアトリエを建てる。市内でも里山の風情を色濃く残す場所は、土と火を使う鋳造の作業にはうってつけの環境である。

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98年、『Life Ring』というタイトルで初個展。浮き輪と戯れる少年像を発表する。まず始めに「人物が何かモノに浮かされている状態」をつくりたいという思いがあり、そのイメージを表わすために頭に浮かんだのが浮き輪(ドーナツ状の形態)だった。浮き輪を英語Life Ringに置き換えることで、浮き輪にとどまらず人間に関するさまざまな意味が含まれているように思えたという。これを機に『Life Ring』シリーズを展開。07年からは新たに『Life Energy』のシリーズが始まる。「浮き輪は生きるための支え、プラス、必要不可欠なものととらえています。浮き輪の中身を強く意識しはじめたときに、人間に直接(空気入れの)栓が付いて、吹き込む(吹き込まれる)という要素が出てきました。近年、それを表現するには、Life Energyと題したほうが適切であるという結論に達し、このシリーズになりました」と作家は語る。金属という硬い素材でありながら、ふんわりとした感じの人物像には、ユーモアとペーソスが感じられる。[IC]

図版=《Life Energy ―ipod E―》ブロンズ・革紐 H13.7×W19.3×D13.4 cm 2007
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