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彫刻 池ケ谷肇 ----------いけがや・はじめ[b.1955-]
東京都生まれ。1980年、多摩美術大学彫刻学科大学院修了。86-87年フランス滞在(日本-フランス芸術家交換プロジェクト)。町田市内にあるアトリエは、元養鶏所だった場所を改造したもので、大学卒業当初から仲間たちと借りている。78年、楡の木画廊にて初個展。以降、ギャラリーQ、かわさきIBMギャラリーなどで個展を開催。80年代後半、シリーズ『蟻塚』をはじめとするインスタレーションで注目を集める。

2010年1月の個展(SAKURA GALLERY)では、『Paradise Lost ―Eveの肖像』というタイトルの写真作品を発表。大根を素材にして、りんごがカットされた状態を彫ったもの。「食べるために彫られた(カットされた)ものをもう一度彫る。これは造形ではなく、形態と素材の洗い直しです」と作者は語る。他に、テーブルの上に入れ子状のステンレス・ボールと練った粘土を並べた作品や、F.R.Pを素材にした大小の立体により「美術史と認識のズレ、及び日常とのニアミス」に焦点を当てた作品などが展示された。初期のインスタレーション作品とは趣きを異にしているが、「メタファーとシンボル」をテーマとしている点では一貫しているといえる。[IC]

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