non
陶によるオブジェ 藤井志帆 ----------ふじい・しほ[b.1972-]
千葉県生まれ。1995年、大阪芸術大学舞台芸術学科照明コース卒業。2002年、多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻陶芸専修修了。2007年より町田市在住。 大学卒業後、照明デザイン事務所で働きながら趣味で陶芸教室に通い、その魅力に引き寄せられる。その後、大学院で本格的に陶芸を学ぶ。初期には、置かれる空間に見合った有機的なフォルムの立体作品を制作。2006年のグループ展を機に、抽象から具象的なかたちへと変わる。

  • fujiishiho-01.jpg
2006年より始まったシリーズ『Part of life』では、作者個人の思い出と関わりのあるリビングやバスルームの情景を陶によってインスタレーション。それら作者の「記憶のかけら」は、いつしか見る側の「記憶のかけら」と重なる。2010年1月には、旧フランス大使館庁舎でのグループ展に参加。取り壊される運命にある建物の一室を使って展示を行なった。部屋の使用者が残していったもの(使っていた人の気配を臭わすもの)を想定して、本の束、鍵、写真立て、ブランケットなどを陶でつくり、空間に配した。「見た人が作品から何かを感じて、読み解いてくれるとうれしい。それが作品の力にもなると思う。これからは美術館や画廊だけに限定しないで、いろんな場所に置かせてもらいたいですね」と語る。今回の展示場所もそのひとつといえるだろう。[IC]

図版=
《Part of life -記憶のかけら―books》ceramics W240×D170×H150mm 2010
《Part of life -記憶のかけら―a photo frame 1》ceramics W185×D140×H15mm 2010
《Part of life -記憶のかけら―a photo frame 2》ceramics silver foil W185×D140×H15mm 2010
《Part of life -記憶のかけら―a key》ceramics gold foil W100×D30×H6mm 2010
撮影=末正真礼生
町田市ウェブサイトへ 和光大学ウェブサイトへ
和光大学附属梅根記念図書館へ non