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オブジェ 長沢暁 ----------ながさわ・あき[b.1972-]
nagasawaaki-00.jpg 東京都生まれ。1994年、和光大学人文学部文学科卒業。大学在学中よりグループ展に出品する。2002年、08年に個展を開催。学生のころは、作品をつくることより、仲間たちが集まって何かを発表することに興味があったという。

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その頃の作品は木版画だったが、その後ジョセフ・コーネルに影響されて箱型のオブジェを手掛ける。鉱物や世界地図などを組み合わせたコラージュ的な作品だ。
やがて、コラージュの素材が本の中の「文字」や「言葉」そのものへと移行してゆく。方法としては、まず古本の中の気になる言葉に付箋を貼り、切り抜く。それを箱に溜めておき、並べてみる。全体を眺めながらピンセットでつまんでゆく。拾い上げれた言葉たちは、箱の中に浮かぶように収められたり、サイコロのような立体の側面に貼られたりする。
切り抜く本は主に岩波新書で、それも自然科学分野のものが多い。そのきっかけは、古本屋で偶然みつけた中谷宇吉郎の『雪』(岩波新書)だった。「すばらしい文章で、引っ張り出したい言葉がいっぱいあったんです」と長沢さん。新書は文字の大きさや、本としての佇まいにも惹かれるという。子どもの頃は彫刻家に憧れ、その後詩人になりたくて、大学で近代詩を学ぶ。その二つがぴったりと重なって、「形をもった詩」の世界が誕生した。[IC]

図版1=コバコ 本、木材(ヒノキ)、紙粘土 30×30×30mm(箱)/ 21×21×21mm 2008
図版2=草 本、ガラス、木材(アガチス)、トレーシングペーパー 66×120×230mm 2008
ホームページ:http://www7a.biglobe.ne.jp/~tetsu-ngsw/aki_index.htm
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