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版画 柄澤齊 ----------からさわ・ひとし[b.1950-]
栃木県生まれ。1970年、日和崎尊夫の木口木版画に出会い衝撃を受ける。そのことをきっかけに、翌年、創形美術学校版画科に入学し、日和崎から直接手ほどきを受ける。以来、現在に至るまで木口木版を表現の中心に据えて制作している。

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木口木版の特徴である細密な表現をフルに活かした幻想的で文学的な作風は、多くの文学者に愛好され、文学者との共同制作による詩画集などの出版物も数多く手がける。また自身の版画を使ったコラージュやモノタイプ、90年前後には書物や標本をテーマにしたオブジェ、2000年前後には墨と和紙を使った平面作品、さらには水彩や顔料を用いた色彩豊かな作品を発表するなど、その表現方法は広がりを見せる。版画作品の代表作に古今東西の芸術家を描いた〈肖像〉シリーズ、〈死と変容〉シリーズなどがある。
その一方でエッセイのほか、ミステリー小説『ロンド』の執筆など、文学的才能も発揮している。[IC]

図版=肖像Ⅶ シャルル・ボードレール(ヴァリアント) 木口木版、手彩色、紙 17.5×16cm 1983

主な文献=
展覧会カタログ『柄澤齊展 : 版画、オブジェ、水彩、本、1971-2006』(栃木県立美術館、神奈川県立近代美術館)
小説『ロンド』(創元推理文庫)
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