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立体 山田恵子 ----------やまだ・けいこ
yamadakeiko-00.jpg 東京都生まれ。1975年、東京造形大学絵画専攻卒業。町田市にアトリエを構えて30年近く。現在のアトリエに移ってから10年余りになる。78年、初個展。初期の頃は、シナベニヤや綿布に色彩を施した平面作品を発表。86年頃からは、鉄を素材とした立体作品を制作している。

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ラッカーエナメルで着色された細長い不定形の鉄板が空間に林立する様は、まさに空間に色彩のドローイングをしているようだと評された。観る者は空間を巡りながら、色彩体験の旅を楽しんでいるかのような感覚を味わう。「鉄に色彩を施すことで、空間にリアリティーを生じさせたかった」と作家は語る。92年頃より、そこに箱型の構造体が加わる。さらに、屏風型、角パイプを用いるなど、鉄を使いながらも、その形体は僅かずつ変遷を繰り返す。
2012年2月の個展では、以前よりも細い鉄の角材を使った、斜めのラインが効いた立体を展示。メタリックなポリウレタン樹脂塗装によるパープルやブロンズなど抑えた色彩の構造体は、観る角度によって、微妙にその表情を変える。「今回は目指していた、〈空間を内包する形〉を作品化ができたと思います」。 作品自体が閉じることのない「開かれた構造」であり続けることを念頭に、制作の日々が続く。[IC]

図版1=彩の〈成空〉 2007 双ギャラリーでの展示
図版2=光辮 鉄、ポリウレタン樹脂に塗装 219cmH Steps Gallery
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