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彫刻 前田忠一 ----------まえだ・ただかず[b.1954-]
maedatadakazu-00.jpg 1954年熊本県玉名市に生まれる。78年多摩美術大学彫刻科卒業。86年現代美術選抜展(文化庁主催)。88年ユーゴスラビア国際彫刻家シンポジウム参加作品制作。96年熊本県玉名市桃田運動公園に国体モニュメント《翔》・《駆》・《遊》を設置。97年トルコ国際彫刻家シンポジウム参加作品制作。二科会会員。玉川学園在住。

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木彫でオットロッカ(スロベニア語で少年の意味:少年に共感)をモチーフの中心として制作活動を行っている。欅の寄木を自身で作り、それを彫り進める。木口部分をあえて顔に使い、少年の表情を表現する。「木口にこそ木の言葉が現れている」と作家が語るように、あどけない少年の表情に凄みさえ感じる。
「木彫制作をはじめて人物像を中心に造形表現してまいりました。近頃は人と自然をテーマに自分の記憶の奥底に眠る形を探しています。それは生まれた時の景色であり(もっと遡れば母親の胎内での記憶)幼年期のでもあります。また、風土、民族性などを加味した生いたちの原風景とも言えます」(作品集より)。[K・A]

図版1=オットロッカ(真実に目を向ける) 第94回二科展
図版2=無垢なるもの-節理に生きる

主な文献=
『Maeda Tadakazu : kashira』 2004
『前田忠一作品集』 2000
『ブロンズ像のできるまで』 1997
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