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平面、インスタレーション 立原真理子 ----------たちはら・まりこ[b.1982-]
茨城県生まれ。2011年より町田市に在住。06年、女子美術大学芸術学部洋画専攻卒業。08年、東京藝術大学大学院修了。07年、初個展。大学では洋画を専攻していたが、そのころから既に現在のような、ドローイングと立体作品によるインスタレーションを制作していたという。「風景」というモチーフも一貫している。
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12年からは、網戸を用いた作品を展開。以前から、「内側」と「外側」----その両者を繋ぐ、あるいは隔てる「境」のような存在に興味をもっていた作家にとって、透明感のある網戸はまさにうってつけの素材といえる。網戸には、山や川などの風景の断片が、刺繍糸で施されている。それらは、床に垂直に立てられたり、天井から吊るされたりする。見る者は、網戸がつくる曖昧な「境」を行き来しながら、風景の一部となる。
「風景」のなかでも、主要な題材の一つに「川」がある。家の近くには、境川という小さな川が流れている。「川の向こう岸の風景には大きな変化はないのですが、川を越えて引っ越しをした私にとって、町名が変わるこの川は特別な境目となります。川や山は、古代から境として存在する。また"彼岸と此岸"の境目も川とされていることなどもあり、興味がつきないモチーフです。」
また、最近では「川」に加えて「庭」をモチーフに作品を制作している。
「身の周りにあるさまざまな風景の境目を捉えていくことで、小さな茶室や庭の内側に、外へと広がる風景を感じるように、作品から新しい風景の奥行きや形を表現できたらと思います」。[IC]

個展(新世代への視点 2014)
7月21日(月)-8月2日(土) 11:30~19:00 藍画廊(銀座)
最終日18:00まで、7月27日(日)休廊

図版1=めぐる川 網戸、刺繍糸、綿布、染料ほか サイズ可変 2013
図版2=戸とそと 網戸、刺繍糸、紙、透明水彩 サイズ可変 2013
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