non
絵画 平島克子 ----------ひらしま・かつこ[b.1940-]
hirashimakatsuko-00.jpg 神戸市に生まれる。1964年、早稲田大学卒業。70年より町田市在住。小学校5年生で油絵を描き始め、その頃読んだ子ども向けの『三国志物語』に夢中になり、いつか中国へ行って現地の絵を描く決意をする。しかし、家庭の事情から美大への進学を断念。大学では、地理・歴史を専攻。

  • hirashimakatsuko-01.jpg 1
  • hirashimakatsuko-02.jpg 2
15年余り後、思いがけないことがきっかけで再び絵筆をとることになる。幼児の三男をモデルとした絵で84年に二紀展に初入選。同年3,000人の友好交流代表団の一員として中国を訪れる機会を得て、やっと中国をテーマとすることが実現。その後中国への取材旅行は10回、二紀展入選15回、個展11回。
歴史上の人物や事柄を描きたいというかねてからの思いは、2010年の個展、そして13年の展覧会「史記の世界を訪ねて―周原から茂陵へ―」で結実する。「現地を訪れて、古代の戦いの場や、かつての華やいだ都のありさまを思い描くことは私にとってはとても意義のあること」と作者は語る。黄土の色が印象的な風景は、点描のように細かく絵具を重ねて描かれる。さらに翌年には、同題の作品集を出版した。本には絵の他に、地図や手書きの説明文も添えられており、中国の歴史を解りやすく伝えようとする作者の熱い思いが伝わってくる。[IC]

図版1=黄土 早春 キャンバスに油彩 130.3×194cm 1997
図版2=郢覧古 キャンバスに油彩 910×910cm 2013
主な文献=作品集『「史記」の世界を訪ねて―周原から茂陵へ―』 2014
町田市ウェブサイトへ 和光大学ウェブサイトへ
和光大学附属梅根記念図書館へ non