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絵画 青木邦宏 ----------あおき・くにひろ[b.1947-]
東京生まれ。1983年より町田市在住。97年、示現会展に初出品、以降毎年出品。 現在、示現会会員。

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小学5年生の頃に油絵を学ぶ。先生が褒めてくれたことがとても嬉しかったという。しかし、2年後の転居を機に油絵を描かなくなった。建築学を専攻していた大学時代には、抽象作品に興味を持ったが、具象、特に写実にはまったく興味が持てなかった。また観念的な芸術にも惹かれ、その影響もあってか、自身で絵筆を取ることはなかった。卒業後メーカーに長年勤務するが、仕事に追われる毎日。再び油絵を描き始めたのは、バブルが崩壊し時間に余裕ができた46歳からであった。以来、人物画を中心に描き続けている。「今は、モデルさんを前に絵を描く時間がとても楽しい」と語る。
今年(2015年)4月の示現会展の出品作《バケーション》は、南欧のリゾート海岸で、つかの間の休暇を楽しむ日本女性を描いたもの。「靴を投げ出して、昨日までの自分にザマーミロと言っている」。作者は実際のモデルと対峙しながら、さまざまな想像をめぐらす。太陽をいっぱいに浴びた背景とは対照的に、女性の表情にどことなく翳りを感じてしまうのは、(観る側の)気のせいだろうか。[IC]

図版=バケーション キャンバスに油彩 162×130cm 2015
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