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立体 小笠原森 ----------おがさわら・しん[b.1978-]
ogasawarashin-00.jpg 東京都生まれ。1999年、多摩美術工芸学科陶プログラム入学。2005年、同大大学院修了。09年より町田市に自宅・スタジオ兼ギャラリー「Studio Stick」を立ち上げる。04年、トキ・アートスペースにて初個展。

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大学時代から一貫して陶による立体をつくり続けている。伸びやかで有機的なフォルムは屋外に置いても周囲の風景と調和する。大きさは、身の丈が基本となっている。「意味やコンセプトだけでも作品が成立しちゃう今日この頃、物質とか素材に対する行為というものにどんな可能性があるのかを考えています」と小笠原は語る。「意識と無意識を行き来しながら土(先日の行為)をトレースして重ねてゆく行為、僕の意思とは別に出来上がる形、そんなことにある種の純粋な行為と物質の関係がある気がします」。制作は、帯状の粘土を積み、翌日またその上に積み重ねるという作業の繰り返しから始まる。全体の形ができたら、窯で焼くために小さなピースに切断する。そして焼き上がった数千個に及ぶピースを、レンガを積むように再構築してゆく。完成までには半年以上を費やすこともある。まさに、時間と根気との闘いである。
また、近年は磁器による手の平サイズの小品も制作している。大きな作品とは逆に、硬質な素材を削ってゆく作業だ。表われる形も貝殻のような硬質なイメージである。[IC]

図版1=個展会場風景/ギャルリー東京ユマニテ 2015
左:きのうをなぞる 陶 165×280×90cm 2015
右:きのうをなぞる 陶 103×130×70cm 2015
図版2=カタマリノカタチ 磁土 8×13×12cm 2014
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