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立体 竹之内佑太 ----------たけのうち・ゆうた[b.1989-]
三重県生まれ。2013年より町田市在住。14年、多摩美術大学工芸学科卒業。 13年、アートギャラリー石(東京)にて初個展。15年、「画廊からの発言----新世代への視点」の作家としてなびす画廊で個展を開く。

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竹之内は、学生の頃より陶を素材にした立体をつくり続けている。そのサイズは、一般に陶から連想される器などとは異なった、かなり大きなものだ。それは「目線より高い、人が大きいと感じる最小のサイズ」であるという。そのような大きな作品を効率よくつくるために、ブロック状のピースを積み上げるという方法をとっている。
制作は、まずイメージ・スケッチからスタートする。紙の上に描かれた形をいかに立体として成り立たせるか・・・、理想と現実のせめぎ合いの日々が続く。
その造形は、具体的な何かを表わしているのではなく、観る者にさまざまなものを連想させる。発想の原点は、作品によって異なる。たとえば、アロエがもつ植物の力強い安定感に触発されてつくることもあれば、「あいまいな記憶」(図版1)のように、たまたま入ったカフェの柱の存在感にインスパイアされてできたものもある。
ところで2016年の取材時は、3ヶ月間のアメリカ旅行から帰ってきたばかりであった。「文化の違いを実感しました。アメリカのアートは素晴らしいけれど、自分がつくるものではない。日本の環境の中でしか生まれないものをつくっていきたい」と語ってくれた。[IC]

図版1=あいまいな記憶  陶、ステンレス、エポキシ樹脂、合成樹脂、発泡ウレタン、箔、石粉粘土 100×80×90cm 2015
図版2=そこには何も無かった  陶、ステンレス、エポキシ樹脂、合成樹脂、箔 70×85×150cm 2014-15
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