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版画 今村園子 ----------いまむら・そのこ[b.1947-]
北海道旭川市生まれ。1989年より町田市在住。1995年、町田市立国際版画美術館企画の岡部徳三氏によるシルクスクリーン講習会に参加。以降、同工房に通い技術を身につけながら制作を続ける。2003年より隔年個展を開催。国画会準会員。

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版画に取り組んでから20年余りになるが、もともとは油絵を描いていた。武蔵野美術大学実技専修科・研究科で油絵を専攻、主任教授山口長男に学んだ。
油彩から版画への転向により、それまでの具象画から抽象性を帯びた画風へと変化した。「その時々の自分でも見えない、内なるものを引き出し探ることに気持ちを入れ込み制作しています」と語る。例えば《流》(図1)は、風景画を思い起こさせもするが、それ以上に自然界に存在する何かのエネルギーの発露のようなものを感じさせる。自身で撮った写真も取り込んでいる。
20数年を経ての制作は一点集中となり、同じものは作らない。したがってエディションは取らず一点のみとなる。支持体は和紙、洋紙を使用しているが、ここ数年は、リトグラフ用のアルミ板を使い、一見すると版画とは思えない存在感に新たな発見を楽しんでいる。
現在は「向こうに見えるもの」のタイトルで制作に取り組んでいる。フェンスの向こう側、ビルのガラス越しの風景などなど。ご自宅付近は、自然が残るとても良い環境だ。日課はデジカメを片手に犬の散歩。日々の生活が創作としっかりとつながっているようだ。[I.C]

図版1= 流 アルミ板にスクリーン・プリント 70×50㎝ 2017

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