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版画 今泉奏 ----------いまいずみ・そう [b.1990]
imaizumi-00.jpg 大阪生まれ。2017年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻卒業。18年、版画工房カワラボ!第6期研究生修了。17年より町田市在住。ヴァニラ画廊(銀座)などのグループ展に出品。19年、初個展。

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特に画家になろうと思っていなかった彼女は、高校を卒業して地元の市役所に就職。しかし、ある時期から絵を描きたい気持ちが強くなっていった。その要因は「版画の刷り師だった父の姿を幼い頃から見ていたからかもしれませんね」と。そして、働きながら武蔵美大の通信課程で学ぶ。その後、仕事を辞め同大版画専攻に編入。
描くテーマは「自分」。個人的な出来事や夢で見た情景などを銅版画やウォータレスリトグラフで表現する。一見、おどろおどろしい世界のように見えるが、どこかユーモラスでもある。
《クラウチングスタートでチャンスを待ちきれない》(図1・シェル美術賞2018入選) では、現在置かれた状況から抜け出そうとチャンスを窺っていたが、我慢できず暴れ出しビームを出す人物(自分)が。「自分を鼓舞するために描いています」と作者は語る。《MYSELF》(図2)では、顔が割れてそこから別の顔がニョキッと現れる。「ここには自分の八方美人的な性格を戒める意味があります」。その姿勢はどこまでもポジティブだ。「自分を好きでいたいです」。制作は自分自身を掘り下げ、改革するための手段なのかも知れない。
最近はアクリル画にも挑戦(シェル美術賞2019入選)。より感覚的な表現へと歩みを進め始めた。[IC]

図1=クラウチングスタートでチャンスを待ちきれない 銅版画 90x110㎝ 2018
図2= MYSELF ウォータレスリトグラフ 47x32㎝ 2019

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